【ふるほん紹介】まどさんのうた

まど・みちおさんにぞっこん惚れてしまった阪田寛夫さんが

タイトルのとおり「まどさんのうた」について書かれた本です。

文庫サイズのちいさな本ですが、まどさんのあれこれがぎゅーっと詰まっています。


1ページ目から伝わってくるまどさんへの熱い想い。

阪田さんは、まどさんの人生を追いかけたり、哲学を探求してみたりしながら、

そこにまどさんのうたを重ね合わせていきます。


誰もが知っている「ぞうさん」にも、こう思われたがっている、というのがある、

というエピソードが出てきます。いつとは思い出せないほど小さな子どものころから

記憶され、自然に口ずさむことができる「ぞうさん」。その短いフレーズにも

まどさんの哲学が隠されていたなんて、、、


「まどさんのうた」を開くと、忘れかけていた広くのびやかな心を、

ふしぎともう一度自分の中に呼び起こすことができるのです。


❖『まどさんのうた』 ¥600

著者:阪田寛夫

発行:童話屋

発行年:1989年

状態:小口にちいさなシミがありますが、お読みいただく上で支障はございません。

枇杷舎

静岡市鷹匠の路地裏で週末の一時オープンする 屋根裏小べやのようなちいさなふるほんやです

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