長田弘さんは歩く。目的もなく 理由もなく ただ歩く。
山あいの道 路地 街の遊歩道 海辺の道。
そして立ち止まる。
雨の音に耳をすまし、猫にあい、海をみて、花とおしゃべり。
頬に風をかんじ、永遠よりもずっと永くおもえる一瞬をしる。
そんなふうになにげないものたちが、長田さんの言葉で綴られた散文詩集。
「あのときかもしれない」「おおきな木」の二章立て、33編を収録。
Jacket Illustration は大橋歩さん。ブックデザインは平野甲賀さん。
すべての文字が落ち着いた深緑色。
カバーを外すと、深紅色の布貼りの本があらわれる。
❖『深呼吸の必要』 【SOLD OUT】
著者:長田弘
発行:晶文社
発行年:1984年5月20日(二刷)
装画:大橋歩
ブックデザイン:平野甲賀
状態:帯あり 良好
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