snow globe bookというポストカードのはなし


一冊の本がぷかりと浮かんだスノードーム。

titleは空欄。

それを手にしたあなた。


snow globe bookは、あなたがだれかに伝えたいと思っている本を

一冊だけ記して送ることのできるポストカードです。



相手のことを思い浮かべて、伝えたい本のタイトルを空欄に書きこんで、

あとは宛名を書いて、切手を貼ってポストにぽんっと入れるだけ。




どんな本なのかもうすこし話したいときは、おもて面に書きこんで。


この本読んでみて!というおすすめの本でも、いつか一緒に読んだなつかしい本でも、

あの人好きそうだなと思った本でも… スノードームの中にふわっと閉じこめて、

思い描くあの人に届けてみませんか?


紙の色は、クリーム、スモーキーピンク、あずきの3色です。

一枚150円で販売しています。


**************************************


❖ snow globe bookポストカードができるまで。のはなし


はじまりは4月。

全国で自粛要請が続く中、いつものように届いたフリーペーパーと一緒に、umiさんからのお手紙が入っていました。「ガリ版で、お店のポストカードを作ります」という内容でした。なかなか厳しい状況になりつつある中、お店のためになにかできることはないか、と考え、提案してくださったことでした。umiさんの想いを受けて、心にぽっとあたたかなあかりが灯りました。


どんなイラストをお願いしよう…と考えたとき、そのポストカードを送った人と受け取った人が本の時間を共有できるような絵にしたいと思いました。会えなくても、伝えられるものにしたかったのです。あれやこれやと迷っていたら、ふっと、一冊の本が浮かぶスノードームのイメージが頭の中に現れました。


6月24日現在、移動制限も解除され、会いたい人に会うことができる時間が増えてきましたが、それでもまだのびのびとは動けない話せない、それ以前にみんなの中に自ら気持ちを抑制してしまう部分があるように思います。私自身もそうだから。


そんなときに、ペンを手に一枚のポストカードで本のはなしをしてもらえたら、すこし心愉しい時間が生れるのではないかなと思うのです。遠くにいても、近くにいても、届けられる時に、届けられる人に。みなさんの心にも、ぽっとあたたかなあかりが灯りますように。




枇杷舎

静岡市鷹匠の路地裏で週末の一時オープンする 屋根裏小べやのようなちいさなふるほんやです

0コメント

  • 1000 / 1000