【ふるほん紹介】ぞうさんレレブム

ぞうってものはいいものです 

それはだれでもしっています

でもレレブムはとくべつだ

しっぽのさきまでまっさおだ



表紙のなみだが印象的なあおいいろのぞう。

あおいいろのぞうとして生まれてきたレレブムは、他のぞうとちがういろであることを

受け入れられないでいました。


あおいやだなあ

こんないろ

はいいろならば

いいのにな


みんなとおなじはいいろのぞうになりたくて、いろんなことをためしてみるのですが...

レレブムは生まれつきの自分のいろを受け入れられるようになるのでしょうか?




著者のビネッテ・シュレーダー(Binette Schroeder)は、ドイツ・ハンブルクに生まれ、

バウハウスの教育哲学を持つスイス・バーゼルデザイン学校で学びました。

シュルレアリズムの絵画のような繊細で丹念な絵で知られるシュレーダーさんの作品をご存知の方は

驚くにちがいない、大胆でシンプルに描かれた絵本。1972年、シュレーダーさん初期の作品です。


矢川澄子さんの訳はとてもリズミカルで、読んでいてとにかくたのしく、

まるで思わず口ずさんでしまう歌のようです。

矢川さんのあとがきが記された、別刷りの小ぶりなペーパーも付いています。





❖『ぞうさんレレブム』 岩波のこどもの本 《絶版》 SOLD OUT

作:ビネッテ・シュレーダー

訳:矢川澄子

発行:岩波書店

発行年:

状態:たいへんきれいな状態です。

枇杷舎

静岡市鷹匠の路地裏で週末の一時オープンする 屋根裏小べやのようなちいさなふるほんやです

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