カラーブックスより『花ことばファンタジー』をご紹介します。
「花ことば」に「ファンタジー」と付くだけで、花ことばの世界観が膨らむような
気がしますね。
草や花に”ことば以上のことば”を感じるということは、どの国にも古くからあったようで、
その中でもとくに花についてはたくさんの言葉が伝えられています。
この本では、できるだけ日本で親しまれている花を多く取り上げて季節ごとに並べ、その
花にまつわる風習などを中心に紹介しています。このドライな時代、花に心を託すという
優雅な習慣はぜひ大切にしたいもの。
この〈はじめに〉の言葉どおり、春夏秋冬、季節ごとになじみ深い草花が登場し、
著者の中村俊子さんによって、ひとつひとつ丁寧に解説が添えられています。
これから深まりゆく秋のページには、いちょうやもみじ、きんもくせいなどおなじみの
草花が。秋の花のひとつ、すすきの花ことばは「活力」。さわさわ風に揺れるやわらかな
感じからはちょっと意外な気もしますが、これからすすきを見たら、なんだか活力が湧いて
きそう。
巻末には、花ことば一覧表も付いています。
❖『花ことばファンタジー』カラーブックス729 【SOLD OUT】
著者:中村俊子
発行:保育社
発行年:1991年2月
状態:ビニールカバーあり 良好
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