【新刊書】アルテリ六号

熊本より『アルテリ』六号が届いています。

石牟礼道子さんの追悼号です。


みんなのかなしみ。

でも、みんながちゃんと憶えている。

幾人もの時間と記憶が重なり合っている。


たとえば、

四号の中に町田康さんの「石牟礼さん訪問記」がある。

シリアスではなく、とても愉快なはなしだ。

六号ではそのとき町田さんが書かなかったエピソードが

伊藤比呂美さんによって書かれている。

おなじ一時を過ごした二人の異なる時間。

そのまんなかに石牟礼さんがいる。


人は人と人と人と・・・

逆らえない流れ去る時間の中に存在するたしかなものがこの一冊の中にある。


❖『アルテリ』六号 ¥1,100(税込)

発行|アルテリ編集室

発行年|2018年




枇杷舎

静岡市鷹匠の路地裏で週末の一時オープンする 屋根裏小べやのようなちいさなふるほんやです

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